あいち資源の炎

 今地球は、資源の枯渇と環境破壊という深刻な問題に直面しています。 それには、我が国の大量生産、大量消費、大量廃棄の社会構造も大きく関わっています。 その社会構造を改善する為、ここ愛知県でもリデュース、リユース、リサイクルの3Rを展開し、資源の有効活用と環境負荷の低減を推進しております。

 下図(あいち資源の炎)では、愛知県の大きさで経済的成長を表現しつつ、こういった愛知県の取り組みによって資源消費量や廃棄物量がどのように変わってきたのかを見る事が出来ます。

 1970年から2000年までの愛知県の資源消費の推移を”炎”によって表しています。青系炎は”資源循環”を、赤系炎は”資源消費”を表しています。炎全体を青色にできたとき、つまり炎が完全燃焼となったとき、持続可能な循環型社会を構築できたと言えるのです。

 また、ゴミ収集車によって表されている廃棄物埋立量は、環境への負荷を象徴しています。現在減少し続けてはいますが、残された埋立処分場は急速に縮小しています。これからもゼロエミッション社会を目指すべく、環境への負荷をゼロに近付けるための一層の努力が望まれています。  

 

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各年の傾向

<1970年の傾向>

 消費主導型の大型景気であったいざなぎ景気末期。資源循環や環境負荷という概念は行き渡っておらず、廃棄物埋立量や資源消費量は県内総生産と比べて多く、再生利用物質量はわずかでした。経済規模の割に化石燃料と天然資源の浪費が目立ちます。

<1985年の傾向>

 バブル期を迎え、大量生産、大量消費、大量廃棄の時代となり各消費量は増大しています。反面、オイルショックを乗り越え省エネ・省資源技術が発達したこと等により、経済規模の拡大 (4.3倍) に比べると資源消費量の増大 (1.5倍) は大幅に抑えられています。またリサイクルが注目されはじめ、再生利用物質量が目立ってきたのにあわせて、廃棄物埋立量が減少しています。

<2000年の傾向>

 県民の一層の意識改革と省エネルギー技術の発達により、天然資源消費量は1985年ほとんど変わりなかったにもかかわらず、県内総生産は約1.6倍の成長を遂げることができました。循環技術の進歩に伴い再生利用物質量も増えつつあります。再資源化のみならず、ゴミの分別回収といった県民の努力も寄与することで、廃棄物埋立量が大きく減少してきました。限りある資源を有効に利用し、炎の完全燃焼とゼロエミッションを産官学民一体となって目指しています。