環境に優しく意匠性と低コストを両立した世界初の湿式薄型タイル生産システムの確立
日本モザイクタイル株式会社
常滑市椎田口51番地
TEL :0569-35-5776
http://mozaiku.co.jp/
製造工程でのエネルギー使用量が少ない薄型タイルを開発するとともに、独自の生産システムを確立したことは、環境負荷の低減と脱炭素社会の形成に大きく貢献するものと評価された。
湿式タイルは、乾式タイルと比較して意匠性(デザイン性)が高く、原料製造過程でのエネルギー使用量が圧倒的に少ないという利点がある一方で、形状が不安定となるため薄型化できず、生産コストが高いという欠点があった。
日本モザイクタイル株式会社では、湿式タイルの薄型化を目指して原料・成形・焼成・加工の各工程における改良を重ね、乾式タイルと湿式タイルの長所を併せ持った、環境に優しく高い意匠性と低コストを両立した世界初の湿式薄型タイルの商品化に成功した。
薄型タイルの製造を乾式から湿式に切り替えることで原料製造工程でのCO2排出量を約90%削減できる。また、原料の60~70%は廃棄原料を活用しており、廃棄物削減にも寄与する。
予備乾燥室を不要としたことや操炉改善等により、乾燥・焼成工程におけるCO2排出量を約34%削減。(2004年度比)
湿式ユニットはネットによる裏連結形式のため、施工時に廃棄物(表紙)が発生しない。(紙廃棄物の削減量:3.5t/月)