あいち資源循環ナビ 愛知環境賞

2010年 中日新聞賞株式会社加藤建設、学戸ホタルの会

水質浄化技術を活用したCSR活動とホタルによる地域コミュニケーション

連絡先

①株式会社加藤建設 環境技術部②学戸ホタルの会

①海部郡蟹江町下市場19-1②海部郡蟹江町学戸3-80
①TEL :0567-95-2225②TEL :0567-95 -1341

受賞のポイント

企業が培ってきた技術力を活かし、ホタルの再生に向けてリーダーシップを発揮しながらコミュニティ活動に貢献するなど、生物多様性の保全につながる企業のCSR活動のモデルとなりうる点が評価された。

概要

生活雑排水の再生利用(水質浄化)で、昔 海部地域に生息していたヘイケホタルを復元させる試み。現在では、地域住民、学校、役所、企業が協働し、ホタルの育成を通じて人々の絆や地域の水環境の大切さを訴える環境学習会や生態系保全活動を実践。

先駆性・独創性

ホタル生息環境の創出

特徴1)企業の水質浄化技術の活用 企業がリーダーシップを発揮し、生活雑排水を浄化した水にてホタルが生育可能であることを 検証しました。

特徴2)都市部における生息環境の形成 住宅街でもホタルが生息する環境(遮光、土壌環境など)を形成することができました。

環境負荷低減効果

ホタルを中心とした地域コミュニティー・町おこしの創出 ホタルが架け橋的な役割となり、人のつながりができました。

特徴1)役所・学校・住民・企業による協働 ホタルを育てることでそれぞれの絆が生まれました。

特徴2)地元地域への環境啓発 実物のホタルを見せることにより地域の人々の環境への関心が高まりました。

特徴3)地元住民・児童への環境教育 人々が水環境の大切さを学び、水を汚さないための工夫が芽生えてきました。