あいち資源循環ナビ 愛知環境賞

2022年 優秀賞株式会社オティックス

自動車エンジン用小型ローラロッカの生産から実使用までの環境負荷低減

連絡先

株式会社オティックス

西尾市中畑町浜田下10
0563-59-6481
https://www.otics.co.jp/

受賞のポイント

自動車部品において長年培った高い設計・生産技術を駆使し、エンジンの摩擦損失低減を担うローラロッカにおける世界最小化・最軽量化の実現による燃費の向上に寄与したことや、生産工程での材料使用量の削減や生産性の向上を実現したことは、環境負荷の低減と脱炭素社会の形成に大きく貢献するものと評価された。

概要

自動車のエンジンは、「吸気→圧縮→燃焼→排気」の4サイクルで、動力を発生させる。ローラロッカは燃焼室への吸気、排気をコントロールするバルブを、回転するカムシャフトの形状に沿って駆動する部品である。

従来はバルブリフタを使用した直打式であったが、株式会社オティックスは2003年から現在まで3世代にわたり世界最小化・最軽量化のローラロッカを開発し、生産から実使用においてCO2削減に貢献している。

先駆性・独創性

摩擦損失低減による燃費の向上

カムシャフトとの接触部にニードルローラベアリングを使い、転がり接触式にすることで、従来のすべり接触式に比べ摩擦損失を半減し、その結果、燃費性能が向上した。

設計・生産技術による改善

世界初のプレス成型工法(CSF工法)など、設計・生産技術の進化により自動車エンジン用としては世界最小化・最軽量化を実現した。また、切削加工部位を無くした完全プレス成型化や、2個同時成型など生産性の向上により材料使用量を44%削減、生産時エネルギーを71%削減した。(当社初代製品比)

環境負荷低減効果

これまでに約14億個(エンジン約8,700万台相当)のローラロッカを生産

製品性能分として約1,000万t、設計・生産技術分として約38,000tのCO2を削減