使用済みのウールを資源化した高品質再生ウールの製造方法
株式会社サンリード
一宮市大赤見金底22
TEL :0586-75-5567
http://sunlead.info
独自の工程により、使用済みのウール製品から不純物が少ない高品質の再生ウールを製造し、天然繊維であるウールの使用量削減に寄与したことは、環境負荷の低減と循壊型社会の形成に大きく貢献するものと評価された。
国内で廃棄される衣類品は、年間94万tであり、これは30億着分に相当し、一人当たり毎年20着以上を廃棄していることになる。このうち、2割強の25万tは古着などにリサイクルされている一方で、残りの8割は廃棄物として焼却や埋立処分されている。
*出典:独立行政法人 中小企業基盤整備機構 2010報告書
株式会社サンリードでは、廃棄されたウール製品・裁断くずからバージンウールでは出せない色合いや風合いを有する高品質な再生ウールを生産しており、アパレル業界における廃棄物削減や循環型社会の形成を推進している。
また、国内最大の毛織物産地である尾張地方で続く羊毛再生文化を継承し、地場産業の振興に貢献している。
当社の再生ウールの特徴
独自の選別システムと熟練した従業員による検査(目視、手触り、糸の強度の検査、燃焼試験)により不純物が取り除かれ、ウール混紡率が高い。
30色以上(他社: 15色程度)に色分けするため、色ブレが小さい。
再生ウールであることから、染色の必要がなく紡績後の糸自体の収縮率(バージンウールの場合4%)が小さい。
廃棄されたウール製品及び裁断くずから年間300tの再生ウールが織物工場で生産されており、廃棄物削減に貢献。
再生ウールを使用することにより、バージンウールの使用量削減に貢献。
染色の必要がないため、染料はもとより水や化学薬品の節約にもつながる。