樹脂メッキ部品の100%マテリアルリサイクルシステム
豊田ケミカルエンジニアリング株式会社 コーポレート部
半田市日東町1番30
TEL :0569-24-9925
プラスチックにメッキされた金属を、廃棄物を一切出すことなく完全に分離する新技術を開発し、自動車部品のリサイクルの推進とレアメタル回収に大きく貢献したことが評価されました。
海外に有価物として売却されている樹脂メッキ部品を100%マテリアルリサイクルするシステムを確立いたしました。自動車のフロントグリル等の樹脂は、ニッケルメッキされており、破砕しても分離せず、有効なマテリアルリサイクルができていませんでした。当PDS(Plating Detachment System)は、液体窒素による冷却剥離(温度差による膨張率の違い)により効率的にメッキ部位と樹脂部位に剥離分離し、選別後それぞれ100%マテリアルリサイクルするものです。
樹脂メッキ部品は破砕してもメッキが剥離せず、今まで希少金属の回収・リサイクルは事業化されませんでした。これを安全かつ効率的に剥離させ、それぞれ別々にマテリアルリサイクルすることが出来ました。又、独自技術により著しく効率が上がり、廃棄物も発生させず資源循環を確立いたしました。
当PDSは、二次的な環境負荷を配慮し、排水等廃棄物を一切出さない安全で効率的な乾式システムを採用しています。
希少金属の海外流出を防ぎ、国内で再利用する資源循環システムを構築するものです。