あいち資源循環ナビ 愛知環境賞

2011年 名古屋市長賞株式会社フジキカイ

世界初、包装機械の省資源・省エネルギー化
~センサの一元化とシール加熱部のIH化~

連絡先

株式会社フジキカイ

名古屋市西区中小田井4-380
TEL :052-502-1211(代)

愛知ブランド

http://www.aichi-brand.jp/

受賞のポイント

商品のラベルや包装材などを検知するセンサーの一元化と、確実な接着包装が可能なシール加熱部のIH化を導入した業界初の包装機械を開発し、食品製造を始め幅広い業界の省エネ・省資源に大きく貢献している点が高く評価された。

概要

消費者に身近な飴やパン、せんべいなどの菓子・食品類から薬品、工業製品、雑貨類等の包装には、包装材を筒状にしながら被包装物を連続的に包み込んでいく方式の「横形ピロー包装機」が非常に多く使われています。包装機械は多種多様な商品を包むために多くのセンサを取り付ける場合が多く、そのため商品の入れ替え毎にセンサを再設定することが必要で、作業の複雑化がヒューマンエラーの原因となっていました。そこで「品質の安定」と「使いやすさ」に着目して新機種を開発。需要の高い検知センサ7機を一元化した「フジビジョンシステム」により、歩留まりの向上と省資源に貢献するとともに、包装材の融着を従来の鋳込みヒータからIH(誘導加熱)に変更することで、シール加熱部の省電力化も図りました。

先駆性・独創性

センサの一元化「フジビジョンシステム」

名古屋市工業試験所と共同で、包装材全体の画像を高速・高精細に撮影するラインセンサ式の画像入力装置を開発。ラインセンサにて包装材を撮影した画像から、フィルム全体のイメージデータを作成することにより、従来ポイントで対応していた各種センサの機能を一元化して検知・確認することが可能になりました。

シール加熱部のIH化

省エネ技術の革新として、業界に先駆けて導入。電熱線不使用による省資源化、およびブラシリング不使用によるメンテナンスフリーを実現しました。

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環境負荷低減効果

従来機と比較して、新機種は年間の消費電力を487.6kWh削減することができます。

【センサの一元化】

作業性の向上とヒューマンエラーによる商品ロスの削減、包装材の無駄の削減に繋がります。

センサ部の機械材料そのものの省資源化(82%)、及び消費電力の削減(69%)に貢献します。

【シール加熱部のIH化】

熱伝導効率をアップさせることで、シール加熱部で使用される電力量の48%削減を実現しました。

IHは非接触で円板を熱くするため作業開始時間の短縮、電熱線の断線による作業時間のロス、交換部品のストックも不要となりました。

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