あいち資源循環ナビ 愛知環境賞

2012年 銅賞トヨタ紡織株式会社

種子開発から製品化までのケナフ事業構築による
環境に配慮した自動車部品の開発・普及

連絡先

トヨタ紡織株式会社

豊田市亀首町金山88番地
TEL :0565-43-0349  suguru_taira@toyota-boshoku.co.jp
 http://www.toyota-boshoku.co.jp

受賞のポイント

CO2の固定能力の高いケナフに着目し、種子・栽培技術の開発から製品化に至るまで一貫した生産体制を確立したことは、バイオマスの工業製品への活用による低炭素社会づくりに向けた先駆的な取組であると高く評価された。

概要

当社は、自動車部品製造~走行~廃車時に発生する温暖化ガス(CO2)の抑制と再生可能な循環型資源の活用を狙いに、CO2固定能力の優れたケナフに着目し、2000年に初めてケナフ基材をドアトリムに実用化。種子開発から自動車部品製品化までのケナフ事業を構築し、採用拡大・普及を推進。ケナフを使用した自動車部品は、植物資源活用と軽量化により、ポリプロピレン(以下、PP)樹脂製品に対して、製造から焼却までのライフサイクルでCO2排出量を約34%削減。

ケナフを使用した自動車部品 ケナフ材料の環境優位性

先駆性・独創性

ケナフ事業構築

植物資源の活用に向け、品質安定と量の確保のため、種子開発から自動車部品製造までの一貫生産体制を確立。

【開発技術】

ケナフ種子開発、植物材料・製品開発

【確立した生産体制】

  • 栽培から繊維までの生産・供給体制
  • プレボード製造までの生産システム
  • プレボード供給体制
  • 自動車部品生産体制
製造工程概要

(2)性能改良、商品開発

ケナフ繊維とPP繊維を混合する「ケナフ基材」を開発。性能改良・商品開発のための材料・工法・製品開発を推進。

性能改良、商品開発

環境負荷低減効果

(1)温暖化ガス(CO2)削減

ケナフ製品の年間使用量 約6,000tのLCA※でのCO2削減効果は▲39,000t-CO2。

※LCA:Life Cycle Assessment

環境負荷低減効果

(2)資源循環

PP樹脂6,230t/年の製造に必要な化石資源であるナフサ7,200t相当(計算値)の使用を抑制。