あいち資源循環ナビ 愛知環境賞

2012年 中日新聞社賞虹のとびら

表浜BLUE WALK ~50km、10日間の海岸清掃~

連絡先

虹のとびら

豊橋市南松山町2ダイモンアパートB
TEL :090-3412-4774 omotehamabluewalk@yahoo.co.jp
 http://ameblo.jp/omotehamabluewalk/

受賞のポイント

アカウミガメの産卵場の保全と漂着ごみの回収を目的に、地域住民や行政と連携した独自性あるボランティア活動を継続することにより、地域の抱える環境問題を広く周知させるとともに、次世代に伝えることのできる環境活動のモデルを示したことが高く評価された。

概要

浜名湖今切口から伊良湖岬に至る表浜海岸(延長約57km)は、絶滅危惧種のアカウミガメが産卵に訪れる豊かな自然が残る貴重な海岸です。しかし、近年、漂着ごみやレジャーごみ、不法投棄などにより、海岸の自然環境が悪化しています。そこで、豊橋技術科学大学の環境問題に興味のある学生が中心となり、2007年に“表浜BLUE WALK”はスタートしました。本活動は地元の人や県内外の若者など多くの人を巻き込み、楽しみながら海岸清掃やワークショップをすることで様々な社会問題、環境問題を知ってもらい、行動してもらう事を目的としています。2011年の活動では、10日間で延べ参加者数が約700人、回収したごみの量は約3.5tとなりました。

表浜海岸

先駆性・独創性

「ごみ拾い」活動というのは一過性のもので、地味になりやすく奉仕のイメージが強く感じられます。“表浜BLUE WALK”では若い世代が、表浜海岸約50km(愛知県域)の海岸を、10日間共同生活をし環境問題を学びながら清掃活動をするという独創的なスタイルを取り込むことにより、持続性のある活動としています。具体的には、参加者同士が交流を図る ワークショップや、グループ毎に分かれて社会問題について話し合ったり、専門家を招いて講演会を行ったりしています。 また、“表浜BLUE WALK”は社会性を身につけることや、単純なごみ拾いに留まらせない様にするために、ごみ調査を実施しています。海岸線約50kmにわたる海岸漂着ごみの連続的な記録収集事例は他に存在せず、海岸漂着物処理推進法に資するデータベースとして意義のある試みです。

また、平成23年9月に愛知県では「愛知県海岸漂着物対策推進地域計画」(座長:豊橋技術科学大学青木伸一教授)が策定されており、この計画を進める上でも本活動の調査結果は、効率的な回収や根源的な解決方法を探る上で重要な基礎データになると考えており、今後、この計画を基に愛知県との連携を進めていきます。

啓発効果

2011年で本活動は第5回を無事終えましたが、これまで様々な大学(約25大学)の学生の参加があり、参加者数は増加傾向にあります。また、関東圏の大学からの参加もあり、本活動の規模の拡大化のみならず、全国の海岸に同様の活動が普及することが期待されます。さらに、県内の大学での授業や説明会の実施、海岸ごみをテーマにした喜劇「ゴミミュージカル」や短編映像を製作し、“表浜BLUE WALK”や環境保全活動の魅力を発信し、次世代に伝える活動も積極的に行っています。

活動風景

活動風景

ごみ問題に関するワークショップ

ごみ問題に関するワークショップ

最終日 伊良湖岬灯台前で集合写真

最終日 伊良湖岬灯台前で集合写真