あいち資源循環ナビ 愛知環境賞

2013年 優秀賞木村メタル産業株式会社

都市鉱山開拓のノウハウ
~エアコン用コンプレッサーからネオジム、ジスプロシウムを回収~

連絡先

木村メタル産業株式会社

小牧市大字舟津字柏瀬116-1
TEL :0568-71-9236
 http://www.kmetal.co.jp/

受賞のポイント

エアコン用コンプレッサーから効率的にネオジム磁石を回収する手法を開発したことは、国内におけるレアメタル回収の加速に向けた先駆的な取組であり、社会的貢献が大きいと高く評価された。

概要

ネオジム磁石は、自動車、IT製品等の製造において必要不可欠な素材であり、その安定供給は我が国の製造業の維持強化の観点からも極めて重要であることから、国の「レアメタル国家戦略」でもその再生利用促進が望まれている。

当社では、従来「鉄屑」として処理されていたエアコン用コンプレッサーを適正に処理し、ネオジム磁石を回収。国内による資源循環型リサイクルを完全構築している。

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先駆性・独創性

ネオジム磁石の回収コストと資源価格のバランスが資源リサイクルの「カギ」

解体工程で発生する鉄、エナメル線(銅線)を販売することで事業となる(現在廃棄されるコンプレッサーにネオジム磁石が使用されている割合は10%程度)。継続的に資源回収を行うには、①効率的なネオジム磁石回収技術 ②エアコンコンプレッサーの回収台数確保がポイント。

当社では現在、1か月に80~100tのコンプレッサーを回収し、そこからネオジム磁石30㎏程度を回収している。
(ネオジム磁石30kgから、ネオジム9㎏程度、ジスプロシウム900g程度回収可能)

①各家電リサイクルメーカーとのネットワークにより年間3,000tのコンプレッサーの回収が可能。
(最大ネオジム10t、ジスプロシウム750㎏の回収が可能)

②公的な補助金制度を利用し、現在3台のシェルカット機と1台のネオジム取出装置を稼働中。
更に平成25年3月迄に9台のシェルカット機と1台のネオジム取出装置を増設し、国内有数の専用工場を稼働予定。

③コンプレッサーからの磁石回収のみならず、EV車のモーターやハードディスクの駆動部分(VCM)やそれらの原料の回収を行っており、これらから磁石ベースで90t、ネオジムで27t、ジスプロシウムで1.8tの回収を行っている。

ネオジウム磁石回収方法

環境負荷低減効果

①エアコンコンプレッサーから、鉄・エナメル銅・ネオジム磁石・油を回収し、全て有価で精錬所やメーカーに納入している。

リデュース・資源循環型リサイクルを完全に構築している。

②地下資源から地上資源へ転換することで、資源の枯渇に歯止めをかける。