あいち資源循環ナビ 愛知環境賞

2014年 中日新聞社賞刈谷市立小垣江東小学校

愛Loveプロジェクト
=緑と地域の教育力を活かした命の教育=

連絡先

刈谷市立小垣江東小学校

刈谷市小垣江町白沢36番地
TEL :0566-24-2718
 http://www.city.kariya.aichi.jp/school/ogahigas/toppage.html

受賞のポイント

開校時に樹木の少なかった小学校の校庭の一角に学校と地域が一体となって植樹を行い、現在8千本の森とし、この森を中心に地域の学校や社会福祉施設などが連携し、自然や生き物とふれあいの中で感動する心を育てる活動を実施。こうした取組は、環境教育活動のモデルとして、またESDの取組として先駆的であり、他地域への波及効果が期待できると高く評価された。

概要

自然環境に恵まれない中で開校した本校は、豊かな心を育むためには豊かな自然環境が必要だと考え、「ふるさとの森 東小里山」構想を立て、取り組んできた。現在8,000本を超える樹木が生い茂る森ができ、子どもたちはもとより、地域の方々の憩いの場所にもなっている。さらに緑化だけにとどまらず、自然や生き物とのふれあいの中で感動する心、生き物を大切にする心、命を大切にする心を育てるべく「愛Loveプロジェクト」に取り組んできた。子どもたちは次第に地域の環境、地球環境に目を向け活動を進めるようになってきている。

校庭南側の里山

先駆性・独創性(活動の実際)

①みどりをつくる 「ふるさとの森 東小里山」づくり

平成8年から何もなかった校庭の一角に山を4つ築き、子どもたちがドングリから育てた苗を含めて毎年植樹した。それぞれの山には「ドングリ山」「くらし山」「フルーツ山」「小垣江新山」と子どもたちの手で名前がつけられた。現在8,000本を超える樹木が育っている。この森のほかにも「サクラの小道」「ハナミズキ街道」「あいさつ通り」など子どもたちが名付けた並木道もある。子どもたちは森の中を夢中になって探検したり昆虫や木の実集めに熱中したりしている。

ドングリ山の様子

②みどりに親しみ・みどりに学ぶ

みどりをつくる活動とともに、そのみどりと親しんだり、みどりから学んだりする活動も行われてきた。「みどりの写生会」「みどりのカルタ会」「親子でウオーキング」などの活動が行われたが、現在も「マイツリー活動」が行われている。マイツリー活動というのは、入学と同時に自分の木を決め、6年間観察を続け、木の生長を見守るという活動である。子どもたちはマイツリーを自分の家族・分身と受け止めるようになっている。この他にも、森や木の実などを教材・教具として取り上げることにも心がけてきた。

マイツリーの観察記録

③みどりから地域・環境へ(愛Loveプロジェクト いのちの教育へ)

緑化から発展させ、自然や生き物とのふれあいの中で「いのち」に目を向けさせようと様々な活動に取り組んできた。3年生の地域と協力したホタル飼育、地域の牧場から仔牛を借りた4年生の飼育活動、近所の特別養護老人ホームと交流する5年生、学区に危険マップづくりや保育に取り組んだ6年生。

緑化から始まったいのちに対する思いは、動物から人間に発展してきている。

自然や生き物とのふれあい

啓発効果

学校便りやホームページで学校の取り組みや自然の様子を紹介している。その効果か地域の方や養護老人ホームのお年寄りが、四季の花々を見ながら楽しそうに散策される姿をよく見かける。本校が地域の憩いの場となっている。また、地域の公共施設や店に「環境カレンダー」や「エコ川柳」を掲示して環境保全を呼びかけている。

環境広報活動で市の環境課から表彰