あいち資源循環ナビ 愛知環境賞

2014年 優秀賞株式会社古紙畑

主婦が「何時でも・気軽に・話のついでに」
古紙を捨てられる場所「古紙畑」を提供する

連絡先

株式会社古紙畑

春日井市御幸町三丁目3番地の7
TEL :0568-34-5454
http://www.koshibatake.jp

受賞のポイント

アームロール車をはじめとする専用収集車を導入するとともに、収集場所におけるスプリンクラーによる防災対策や、監視カメラによる持ち去り対策など、安全性を確保した24時間いつでも回収可能な古紙回収ステーションを県内に展開した取組は、環境性や安全性を兼ね備えた社会貢献の大きいビジネスモデルとして高く評価された。

概要

一般家庭の誰もが「何時でも・気軽に・話のついでに」古紙を直接投入できる実例。まずは市民が持ち込み易くするため綺麗で清潔な施設にして、かつ安心して持ち込める施設である。従来からの古紙回収方式である「行政回収」・「集団回収」・「拠点回収」は、いずれも特定曜日・時間帯に実施されるのに対し、弊社施設は、何時でも回収可能なので、結果的に回収率の向上に資する。併せて、一般家庭から「話のついでに」持ち込まれるならば持込時CO2の発生も理論上はゼロとなる。その後、段ボールについてはパッカー車で、コンテナについてはアームロール車という輸送効率に長けた特殊車両にて積み替え無しで古紙ヤードに持ち込む。結果、個別回収に比して輸送効率が良いので、輸送時CO2の発生が抑制される。また監視カメラを常備し、警備会社でチェックし、緊急時や異常時には所轄警察署に報告し連携して安全を確保する。これらにより、古紙畑はすでに地域に歓迎されている施設であり、ごみ減量活動の一環である。来年以降も一歩ずつ着実に地域住民と協同作業して参る所存である。

古紙畑伝法寺ステーション

先駆性・独創性

弊社古紙畑は古紙回収率の向上をまず地域の社会運動として捉え、安全・安心を確保しかつ輸送効率にも優れたシステムを取り入れている。無人ステーションでありながら火災・異物混入・不審者対策に自動消火装置、防犯カメラ、センサー類を導入することにより、そのいずれの問題にも対応しており、安全・安心を具現化している。また、昨今利用者が持ち込んだ古紙の数量に応じてポイントを付与し、一定ポイントに達した時点でスーパー等で利用できる割引券を発行し利用者個人への直接還元サービスを可能とした店頭向古紙回収BOX「古紙畑プラス」も展開中。加えて太陽光発電システムの導入(1部ステーションのみ)、LED照明の採用や消火用水に雨水を利用する等、既存のシステムに依存することなく常にステーション自体のスペックをより高い次元に引き上げる努力をしている。そういった面では先駆性・独創性がある。

アームロール車の採用

太陽光発電システムの導入

古紙畑プラス外観

環境負荷低減効果

わが国の紙の年間総供給量は約3千万tであり、回収率の1%向上は約30万tになる。これは森林資源ならば、6~7百万本に該当する。古紙回収を一切せずに、植林事業も一切せずに現在の製紙事業を続ければ、地球上の森林資源は約10数年で枯渇すると言われている。古紙畑は事業者、一般市民の積極的参加による古紙回収率の向上を主眼とし、輸送段階での省資源・省エネも促進することにより、地味ではあるが地球環境の保全に貢献する所、大である。