ガソリン
二人は自動車は好きかい?
もちろん!速くてカッコ良いし、愛知県では自動車づくりが盛[さか]んだよな!
おっ!さすが、のぶ兄は詳しいね!
(…ぐっすりねむれるから好き…)
うんうん、最近の車はすごく静かでシートもふかふかだよね!それじゃあ、その車を動かすのに必要な「ガソリン」って何からできているか知ってる?
それくらいは知ってるぞ!石油だろう!
大正解!そもそも石油のもとは、今からおよそ2億5000万年から6500万年前のプランクトンなどの生物の死がいだと言われているんだ。生物の死がいが長い時間をかけて変化して液体の石油になり、世界各地の地下や海底にたまっているんだって。
に、2億年!そんなに長くかかるのか!
だから石油はとても貴重なんだよ。石油が取れるところを「油田[ゆでん]」というんだけど、日本では新潟県や秋田県などで採れているよ。でも、それだけだと国内で使うたった1日分くらいの量なんだって…。だから、必要な石油の99%以上をサウジアラビアなどUAEなどの外国から輸入しているんだ。
石油は日本ではほとんど採れないんだな。大切に使わないといけないな。
では、そんな石油からどうやってガソリンが作られているか見てみよう。
(…zzz…)
あっ!いえ助、おきておきて!
へえ、液体になる温度の違いを利用して成分を分けられるんだな!!
ガソリンや重油[じゅうゆ]、軽油[けいゆ]、灯油[とうゆ]、LPガスももともとは原油から作られているんだ。
(…大豆が豆乳とおからになるのと似ているね…)
い、いえ助…!食べ物のことはすっごく詳しいんだね…!
ガソリンは石油(原油)からできている
石油を熱して気体にし、冷やしてまた液体にする
液体になる温度の違いを利用して様々な燃料や原料を作る
石油は生物の死がいでできているといわれている