あ〜このジュース、おいしかったなぁ!ごみ箱へぽい!
あ、ごみ箱にすてちゃダメだよ!
え?どうして?ごみをごみ箱にすててなぜダメなんだよ。
これはペットボトルだよ、ペットボトル!ちゃんと分別しなきゃダメだよ!
そっか、ごめんごめん。でもどこに分別すればいいんだっけ。
(…僕も迷っちゃう…)
ボクたちの身の回りにある製品[せいひん]はリサイクルできるものが多いんだよ。リサイクルマークは知ってる?
リサイクルマーク?
商品の裏側なんかをよく見るとその入れ物を捨てるときにどのように分別すればいいのかよくわかるよ。いろいろなマークがついているよ。
うん、見たことある。たくさん種類[しゅるい]があるね。
おにぎりの包装紙[ほうそうし]はプラスチックごみだけれど、ペットボトルとは分けて出さなくちゃいけないんだ。
う〜ん、リサイクルできるものはたくさんありそうだ。
紙もそうだね。再生紙[さいせいし]って聞いたことあるよね。
トイレットペーパーやノートもそうだ。
(…牛乳パックもそう…)
リサイクルした後は、何に生まれ変わるんだろう。
ペットボトルは細かく砕かれて「PETフレーク」と呼ばれる材料になるよ。
(…フレーク!…)
いえ助、違うよ食べ物じゃないよ。この「PETフレーク」を使うと、新しい原料で作るよりも、二酸化炭素[にさんかたんそ]を減らして作ることができるんだよ。
アルミ缶のリサイクルもすごいよ。
なになに?
アルミ「ボーキサイト」から作られるけど、アルミ缶をリサイクルすれば、なんと約97%もエネルギーを節約できるんだ。
(…スチール缶は…)
スチール缶も、鉄鋼製品[てっこうせいひん]に生まれ変わって、橋や建物やお家で使う家電製品[かでんせいひん]などにも使われるようになるんだよ。
そうか!リサイクル製品は、僕たちの気持ちや行動によって生まれ変わるものなんだね。
リサイクル製品はボクたちの身の回りにいっぱいあるんだね。
そうなんだ。分別せずに捨ててしまうといリサイクルできるものもリサイクルできなくなってしまうから、みんなの行動が大切なんだよ。
(…ジュースをのんだあとの容器はちゃんと分別する…)
いえ助、その調子。
身のまわりのゴミは、分別して回収することで新しく資源としてよみがえらせることができる。
分別の方法は、製品についているエコマークを見て判断できるものがある。
同じプラスチックや金属、紙といった資源からできたものであっても、種類によって捨て方が変わることがある。
ジュースなどのスチール缶はリサイクルされると、橋や建物、家で使う家電製品に生まれかわることができる。
新聞紙や週刊誌、トイレットペーパー、ティッシュペーパーなどの多くのものは、紙製品をリサイクルしてつくることができる。
リサイクルに関係するマーク(環境ラベル)は、日本だけで20数種類もある。
私たちが使うシャープペンシルは、全体の重さの7割以上が再生プラスチックでできている。