ガラス
わっ、窓が開いているかと思ったら閉まっていた!ぶつかりそうになったぞ!
ガラスは透明[とうめい]だから気がつかなかったんだね!
どうしてこんなに透明[とうめい]なんだ!プンプン!
どうしてだと思う?ふたりはガラスが何からできているか知っているかい?
こんなに透明[とうめい]ともなると…まさか水か?
(…ゼリー…)
ブブー、全然違うよ!実は、ガラスは砂[すな]からできているんだ。
砂だと!?透明[とうめい]じゃないじゃないか!!!
そうなんだ。でも砂場の砂をよく見ると、透明[とうめい]でキラキラ光っている、ガラスのかけらのようなものがあるよね。あれは「珪砂[けいしゃ]」と言って、ガラスの原材料なんだ!
あのキラキラがか!
(…おいしそう…)
いえ助、たべたらおなかをこわすよ…。一般的に使われているガラスは、珪砂[けいしゃ]、ソーダ灰[ばい]、石灰石[せっかいせき]の3つをまぜ合わせて作っているんだ。さっそく作り方を見てみよう!
せ、1500~1600度!?水が沸騰(ふっとう)するのが100度だから、それよりもうんと熱いんだな!聞いているだけで溶けてしまいそうだな!
そうなんだ。それだけ熱いものを急に冷ましてしまうと、弱いガラスになってしまうからゆっくり冷ますこともポイントなんだって!
(…ゆっくり…zzzzz)
あっ!いえ助、また寝てる!こら!
ガラスは珪砂[けいしゃ]からできている
1500~1600度の高温で材料を混ぜて溶かす
型にいれたり引き伸ばしたりした後時間をかけてゆっくり冷ます
日本のガラスメーカーは技術力が高く品質が良いため、世界的に高いシェアを誇っている
ソーダ灰を加えることで、溶ける温度を下げる
石灰石を加えることで、ガラスの強度が増す