CO2(シーオーツー)って聞いたことある?
シーオーツー?ってなんだ?いえ助知っているか?
(…二酸化炭素[にさんかたんそ]…)
そうだよ!二酸化炭素[にさんかたんそ]だよ!いえ助よく知っているね。二酸化炭素[にさんかたんそ]はみんなが吐く息に含まれる気体[きたい]なんだ。
(…スーハースーハー…)
その他にもモノを燃やすと発生したりガソリンを使ったりすると発生するね。電気の多くは燃料を燃やして作っているから、電気を使うことは二酸化炭素[にさんかたんそ]を出すことになっちゃうわけだね。
二酸化炭素[にさんかたんそ]って何か問題があるのか?
地球の温暖化[おんだんか]に影響[えいきょう]があるんだよ。大気中の二酸化炭素[にさんかたんそ]が増えると地球の気温が上がっていってしまうと言われてるんだ。だからなるべく二酸化炭素[にさんかたんそ]が出ないように気をつけないといけないんだよ。
息を止めて(…ん!苦しい!苦しい!…)
いえ助!大丈夫か!
いえ助しっかりして!息を止める以外のやり方で考えてみようよ。
まずこのグラフが何かわかるかな?日本での二酸化炭素[にさんかたんそ]の排出量[はいしゅつりょう]の推移[すいい]を示したグラフで2013年をピークに排出量[はいしゅつりょう]は少しずつ減少しているんだよ。
じゃあ安心だ。
そうでもないんだ。次はこの2つの表を見て。
日本は二酸化炭素[にさんかたんそ]の排出量[はいしゅつりょう]が世界で第5位なんだ。それに一人当たりの排出量[はいしゅつりょう]でも決して少ないとは言えないんだ。
このグラフは何?日本の部門別[ぶもんべつ]の二酸化炭素[にさんかたんそ]の割合[わりあい]って?
そう、みんなのお家のことだけでなく、お父さんやお母さんの勤め先でも二酸化炭素[にさんかたんそ]は排出[はいしゅつ]されているんだ。「産業部門[さんぎょうぶもん]」といって工場などからの排出量[はいしゅつりょう]が全体の約25%にもなるんだね。
家庭からでも約15%にもなるんだね。
そうだよ。ではみんなの身近なお家でどんなところから二酸化炭素[にさんかたんそ]が排出[はいしゅつ]されるかを見てみよう。
おお、半分近くが電気からだね。
そうなんだよね。節電ってエネルギーを大切に使うっていうことだけでなくて、節電をすれば、電気を作るエネルギーも抑えられる。つまり二酸化酸素[にさんかたんそ]の排出[はいしゅつ]も抑えられるということなんだ。
(…スーハースーハー…)
どうしたら、二酸化炭素[にさんかたんそ]の排出量[はいしゅつりょう]を減らすことができるのか考えてみよう。僕たちにもできることはたくさんあるよ。
そうだ。できることから始めなきゃね。
たとえば夏の冷房の設定温度を1℃高くしたり冬の暖房の温度を1℃を低く設定したり、炊飯器[すいはんき]の保温が長くならないようにしたり、家族が同じ部屋で過ごすことで暖房と照明の利用を減らすことができるんだよ。
他にもいろいろありそうだ。みんな探してやってみよう。
(…やってみよう、おー…)
モノを燃やさなくても、電気を使うことはCO2を出すことにつながる
大気中のCO2が増えると地球の気温が上がり、地球の環境に大きな影響があると言われている
CO2排出量が最も多い中国は毎年約90億トン、2番目に多いアメリカは約50億を排出し、この2国で全世界の約40%を占める
冷房の温度は28度、暖房の温度は20度が設定の目安。設定温度を1度変えるだけでも大きな節電となり、CO2の排出量がおさえられる